阿部泰尚の経歴やプロフィール

引用:jammin.co.jp
阿部泰尚(あべ ひろたか) 生年月日 1977年 年齢 41~42歳 出身地 東京都中央区 学歴 東海大学卒業 T.I.U総合探偵社 代表 日本メンタルヘルス協会公認カウンセラー NPO法人ユース・ガーディアン代表理事 |
いじめ調査は、2004年に万引きをして補導された少女の父親からの依頼を受けたのが最初の案件だったようです。
少女が同級生に万引きを強要されていたことが発覚し、探偵としての経験を活かし、いじめの証拠をつかんで解決することができました。
日本で探偵として初めて子供の「いじめ調査」を受件し、子供のいじめ問題に向き合っています。
いじめによる脅迫や暴行、傷害問題など、おとなであれば「犯罪」として裁かれる案件に対して「証拠」を収集して問題解決を図ってきました。
2013年に日本メンタルヘルス協会の公認カウンセラーの資格を取得して、T.I.U 探偵養成学校の校長を務めています。
2014年に、無料でいじめの相談、解決に乗りだす「特定非営利活動法人 ユースガーディアン」を設立し、月に100件以上の電話やネット相談に乗っておられるそうです。
現在いじめの相談件数は6千件、解決した事案は約400件に上るそうです。

ユース・ガーディアンでは、保護者や被害者である子供に向けたメッセージを掲げています。
小学生への3つの約束
H.Pには、小学生の君へ ユース・ガーディアンからの3つの約束が記載されています。
・お金はいらないよ! ・ひみつはぜったいにまもる! ・ずっときみのみかただよ! |
小学生の子供でも安心して相談できるようです。
阿部泰尚さんの子供にたいする温かい気持ちが伝わってきますね。
家庭でも共働き世帯が増えて、子供の学校での出来事、交友関係について実情を把握しにくくなりました。
いじめについては学校でも気づかないことがあるので、外部に相談できる機関があるのは心強いですね。
それでは、いじめ問題解決への取り組み方を見てみましょう。
いじめ問題解決までの支援の流れ
ユース・ガーディアンでは、どのように問題解決までの支援を行っているのでしょう。
順番にみていきたいと思います。
1.ヒアリングシートによるいじめの事実確認 ⇩ 2. メールまたは電話で相談 ⇩ 3. ユース・ガーディアンから状況に応じた 対処法についてアドバイス ⇩ 4.相談者側での対策実行 ⇩ 5.学校にいじめの事実を報告する ⇩ 6.学校による拒否があった場合 ⇩ 7.詳細な事情の確認、情報収集・保全、 学校との交渉のサポート ⇩ 8.いじめ問題の解消、もしくは 適切な対応の開始 ⇩ 9.ユースガーディアンから継続的な アフターフォロー |
相談を受けてから、最短で当日、最長で100日で受け付けてくれるそうです。(電話相談が増えそうです)
まず相談者の話を聞いて状況を確認後、必要書類の作成や情報整理をしてひな型の作成をします。
状況に応じて的確なアドバイスや学校との交渉のサポートもしてくれるそうです。
学校側が隠蔽をおこなう可能性や事件性が高い場合は調査をおこなってくれます。
いじめの事実確認から始まって、いじめに対する対処法についてアドバイス、学校へのいじめの報告、学校との交渉も行ってくれるので、相談者に寄り添った対応といえますね。
こども相談室もあるようなので、こどもが学校でいじめられたり、悩んでいるのであれば、まずは電話で相談してみるとよいと思います。
特定非営利活動法人 ユースガーディアン |
いじめ相談の料金について
いじめ相談については、基本無料で受け付けしています。
なぜ無料なのかというと、ユースガーディアンは日本財団「夢の貯金箱」の支援を受けて活動しているからなのです。
また寄付を募って、相談ダイヤルの設置やいじめ解決の直接支援の費用に充てています。
いじめ相談から事実確認のため情報収集の調査になると、調査内容によって料金が発生するようです。
メールでも相談できるようですので詳しくは、
いじめ問題の情報収集に欠かせないもの
こどもにいじめ問題が起きたとき、いじめの現場に外部の人間が立ち入ることは容易ではありません。
いじめの詳細な事実確認、情報収集のために調査が必要になることがあります。
学校という閉ざされた環境のなかで、阿部さんは相談者にUSBメモリ型カメラを持たせているようです。
側面にレンズが付いていて自然に撮影できるよう練習してもらう必要性はあるようですが、教科書を腰付近で持ち、掌に隠す形で持って外から見て不自然さのないように現場の画像を撮るようです。
高校生になると授業でパソコンを使うケースもあるので、USBとして挿して使ってもらうとのことです。
また、いじめの被害者にICレコーダーを携行してもらって「いつ・どこで・誰が・何をしたのか」という現場での状況を明らかにするため内容を録音しているといいます。
その場での状況が把握できるようICレコーダーを携行することはいじめ解決に向けて大きな役割を果たしてくれます。
そのようにして、加害者が「やっていない」と言い張って学校側もそれを受け入れてしまっていた事案も解決に導いています。「録音の中に相手の声や名前、殴られた時、どこが痛いのかを音声として入れてもらい証拠を取れるようにしているようです。
やはりいじめ問題を解決するには、証拠を掴むということが問題解決の糸口となりますね。
私が子供の頃は、いじめといっても今の社会で起きているようなひどいいじめはありませんでした。
いじめ問題の解決に、カメラやICレコーダーによる証拠提出が必要な時代になった‥と子供をとりまく状況がかなり深刻化していると懸念されます。
阿部泰尚さんの著書
阿部泰尚さんは著書を出版されています。
いじめ調査の第一人者である筆者が実際に体験した具体的な事例を挙げて、
証拠の集め方、学校や加害生徒の親との交渉法や解決法を伝授しています。
いじめという社会の病巣に鋭く斬り込んでいます。

<著作>
「いじめと探偵」幻冬舎新書
阿部泰尚さんによると他の探偵事務所では問題を複雑化させてしまい、相談者が追い込まれるケースもあったそうで、いじめ問題と関わるという責任を強く感じて活動されているそうです。
ま と め
「いじめ探偵阿部泰尚の経歴やプロフィールといじめ解決法と料金は?」と題してお伝えしてきました。
阿部泰尚さんのいじめ問題解決に対しての取り組みや真摯な姿勢が、活動の様子から伺えました。
子供の世界であっても、脅迫や恐喝、窃盗や傷害は犯罪であるといえます。
学校のなかでは、いじめの被害者である子供も教師も無力なのでしょうか?
いじめの当事者だけでなく、探偵というプロに協力をお願いして問題の解決を図ることが差し迫った状況にはかかせないものとなってきました。
子供たちがいじめにあったとき、無償で相談できる団体機関があるのは心強いですね。
阿部泰尚さんの活動によって最悪の事態から救われる命があることを知り、多くの人にユース・ガーディアンの存在を知っていただけたらと思います。
それでは最後までおつきあいいただき、ありがとうございました。